『ロマンスの倫理と語り――いまホーソーンを読む理由』 西谷拓哉、髙尾直知、城戸光世編著
( 開文社出版/2023/A5判上製xvi+461pp)
日本ナサニエル・ホーソーン協会創立40周年を記念して編まれた論文集。なぜホーソーンは読まれ続けるのか、いまなお我々がホーソーンを読み続けている理由は何なのか。その考察を通して、ホーソーン文学の現代性をあらためて検証し、協会の現在地をしめす。
開文社出版のサイトにて詳細をご覧になれます
『ホーソーンの文学的遺産―ロマンスと歴史の変貌』
成田 雅彦、西谷 拓哉、高尾 直知 編著
(開文社出版 / 2016年 / 462pp)
ホーソーン没後150年記念論集、成る。現在の日本ホーソーン研究の粋を集めた画期的論文集、ついに完成。アメリカの作家たちの共鳴・交感がここに明らかになる。かれらをつなぐロマンスの文学的遺産とはなにか。19人の論客がその姿をあぶり出す。
『ホーソーンの軌跡――生誕200年記念論集』
川窪 啓資 編著
(開文社出版/2005年/A5判上製/392pp)
ホーソーン生誕200年を記念した日本ホーソーン協会の「伝記的側面に光を当てた論集」。ホーソーンは『緋文字』の序文「税関」の最後で自分のことをひょっとして曾孫の代にでも思い出してくれたらそれは何と言う甘美な思いだろうかと述べているが、生誕200年後に日本からもこういう記念論集が捧げられることを知ったら、ホーソーンは何と言うだろうか。
(開文社カタログより)
『緋文字の断層』斎藤 忠利 (編集)
(開文社出版/2001年/4・6判上製/266pp)
西暦2000年は、「アメリカ・ルネサンス」を代表する作家の一人、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』一五〇周年に当たり、この名作が読みつがれてきたわが国でも、それを記念する様々な企画が試みられている。わが国のホーソーン研究者たちを擁する日本ナサニエル・ホーソーン協会でも、その全国大会で『緋文字』を読み直すシンポジウムが開かれ、また、その会員たちの総力を結集した記念論文集の出版にむけて、刊行委員会が設立され、『緋文字』を多角的に論ずる論文の投稿を会員たちに呼びかけ、この記念すべき年までにわが国における『緋文字』研究の到達し得たレベルを内外に示すことにした。そのようにして寄稿された論文は、刊行委員会の委員たちの間で慎重に査読され、その査読をふまえた討議を重ねて、選びぬかれた九篇の論文を集めたものが本書、記念論文集である。