全国大会

第39回大会のお知らせ  

日   時:2021年5月21日(金)、22日(土)
オンライン(zoom)による開催

《第39回大会概要》

2021年の全国大会は東京での開催となります。昨年の春以降、日本のみならず世界中がコロナ禍という未曽有の危機に見舞われていますが、ワクチン開発に関するよいニュースが入ってきていますし、次の大会こそは対面での交流ができることを祈っております。ただし、感染状況によってはオンライン、あるいは、オンラインと対面のハイブリッド形式を採用する可能性もございます。皆様にはホームページやメール等で最新の情報をお伝えいたしますので、その都度ご確認いただきますよう、お願い申し上げます。

2020年の沖縄での全国大会が中止となったため、ワークショップ、特別講演、シンポジウムの内容は、そのまま2021年の大会に引き継がせていただきます。個人発表はあらたに募集いたします。特別講演は、下河辺美知子先生(成蹊大学名誉教授)にご登壇いただきます。ワークショップでは、「ロジャー・マルヴィンの埋葬」をテキストに選び、生田和也先生(鹿児島女子短期大学)、小宮山真美子先生(長野工業高等専門学校)、髙橋愛先生(岩手大学)が再読の可能性について議論されます。シンポジウムは、上原正博先生(専修大学)と武田悠一先生(元南山大学教授)の「特別対談」に変更して開かれます。会員の方々の多数のご参加をお願い申し上げます。

【第1日】

・開会のことば
・研究発表(発表を希望される方は、下記の応募規定に従い、ふるってご応募ください)
・ワークショップ

「ロジャー・マルヴィンの埋葬」を再読する
司会・講師:生田 和也 氏(鹿児島女子短期大学)
講師:小宮山 真美子 氏 (長野工業高等専門学校)
講師:髙橋 愛 氏    (岩手大学)

<概要>1832年に『トークン』に発表された「ロジャー・マルヴィンの埋葬」は、これまでも父子関係や歴史的背景など様々な角度から論じられてきています。今回のワークショップではこの作品の新たな読みの可能性を探るべく、これまで主に19世紀アメリカ文学における子ども、メイン州、弔いの儀式、ジェンダー、セクシュアリティなどのテーマに関心を寄せてきた講師が集まりました。ワークショップでは、最初に講師3名が作品に関する短い発表(発案)をします。その後、フロアのみなさまと活発な議論をできればと願っています。また聴衆のみなさんからご意見をいただく際に、オンラインツールであるMentimeterを用いる予定です。特別な準備はいりませんが、インターネット通信のできるスマートフォン、タブレット、PCなどを是非お手元にご用意ください。

・特別講演

講演者:下河辺 美知子 氏(成蹊大学名誉教授)
演 題:十九世紀アメリカ人はどこに立っていたのか?― Chronotopic Cartographyの可能性

・総会
・懇親会:開催しません

【第2日】

・特別対談「 ホーソーンを読むこと―倫理か、理由(わけ)か、理不尽か」
司会・講師:上原 正博 氏(専修大学) / 講師:武田 悠一 氏(元南山大学教授)

<概要>小説を読むという営みはどのようなものか。自責の念をこめた問いから、この企画は生まれた。現下の人文科学系領域への強い風当たりを受けて、研究として現れてくる読みの実践を眺めたとき、はたして小説に真摯に向き合うことを忘れてはいないだろうか。脱構築以後、当節みられる読みの多くは、史的読み返し、読みを歴史化せよ、という申し立てに応えようとするものであるが、その根幹となる読みの姿勢へのふり返りが見られなくなっているのではないか。こうした戸惑いのなか、作品の声に耳を澄ましながら研究活動を続けてこられた先達は、いまどのようにホーソーンを読むだろうか、と思わずにいられない。本対談は、その読みの実践を「生の声」を通して知る機会となるだろう。こうしたふり返りこそ、文学を読むことの意義を問い直すことが要請されている時代に必要な姿勢ではないか。いまや銀髪となられた、かつてのグッドマン・ブラウンの「生の声」に誘われながら、ホーソーンの作品と向かい合う機会になることを願っている。そして、そこから何かを盗み取ることができたなら、その行為にこそ、読みの醍醐味があることを実感することにもなるだろう。

・閉会のことば

≪発表応募規定≫

1. 発表者は会員であること。
2. 発表内容は未発表のものに限り、発表時間は1人25分以内(質疑応答を含まない)とします。
3. 応募書類

①発表要旨:横書きで日本語800字程度、もしくは英語400words程度にまとめたもの。
②略歴:氏名(ふりがな)、勤務先、職名(学生の場合は所属先、身分)、連絡先(住所、電話番号)を明記したもの。
・上記2点を大会準備委員会までEメールに添付してお送りください。
応募先(問い合わせも):辻 祥子(松山大学)E-mail: tsuji[at]g.matsuyama-u.ac.jp

4. 応募締切:2021年2月末日(必着) 選考結果は3月中に応募者にお知らせします。
5. 大会の開催地区以外に居住している大学院生会員が研究発表(ワークショップ、シンポジウムを含む)をする場合、交通費の一部を協会が助成いたします。今大会では、関東以外の地域に居住している大学院生が対象となります。助成希望の方は事務局までご連絡ください。

≪大会準備委員会より≫

シンポジウムとワークショップのテーマや人選につきましては、各支部からの発案を積極的に行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。以下に、発案の要綱を再掲しておきます。

1)各支部からの発案(テーマ、人選など)は複数でもよいし、発案しなくてもよい。
2)各支部からの発案の選考や具体化(実施年度の決定など)は大会準備委員会で行う。
3)各支部からの発案と大会準備委員会の発案との調整やコーディネイトは、大会準備委員会が行う。
4)機械的、強制的な支部間のローテーション制とはしない。                                  

  (辻 祥子 記)

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日本ナサニエル・ホーソーン協会会員各位
2021 年度全国大会について

会員の皆様にはご健勝のことと存じます。また、日頃、協会の活動にご支援を賜り、まことにありがとう存じます。

2021年度全国大会の開催方法についてお知らせいたします。「今年こそはぜひ対面で」と願っておりましたが、大会準備委員会、役員会において検討した結果、残念ながら5月の全国大会は対面での開催を見送り、オンライン(Zoom)での開催といたしたく存じます。

理由として、まずは新型コロナウイルス感染の危険性が払拭されていないことが挙げられます。2021年度の全国大会は東京での開催を予定しておりましたが、2月22日現在、東京をはじめ全国的にコロナ感染者数は減少傾向にあるものの、感染が収束するかどうかはいまだ見通すことができません。ワクチンの接種も開始されましたが、一般にはまだ行き渡っておらず、感染がぶり返すことも考えられます。また、変異株の出現も報告されており、5月までに感染が収束するかどうかは、まだ予断を許さない状況にあります。会員の中には基礎疾患をお持ちの方や高齢のご家族がおられる方もあり、また、会場まで足を運ぶこと自体に懸念を覚える会員もおられることと存じます。

ホーソーン協会の支部会を含むさまざまな学会でZoomやウェビナーによるオンライン開催が試みられ、多くの場合、対面の学会より多い参加者を得ています。このことも全国大会をオンライン開催とする理由の一つです。オンラインにすることで遠方の会員にもアクセスしていただけ、より多くの方にご参加いただけるのではないかと期待しています。また、オンラインでの開催は、今後、平常に戻った際にも、対面とオンラインを併用することで全国大会を従来以上に活発にすることができる布石ともなると考えております。

久しぶりの対面を楽しみにされていた会員も多くおられると思いますし、また、もう少し判断を待ってもよいのではないか、対面とオンラインの併用ではどうかというご意見もあるかとは存じますが、現在の状況に鑑みて、すべての会員が等しく、安心して、安全に大会に参加できるためには、2021年度の全国大会はオンラインのみの開催が妥当であると判断した次第です。オンラインでの開催とすることにより、登壇される講師の方々、視聴される会員には大変なご不便をおかけすることになり、まことに申し訳なく存じますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

オンライン開催の詳細につきましては追ってご連絡差し上げます。よろしくお願いいたします。

2021年2月22日

                    日本ナサニエル・ホーソーン協会会長
西 谷 拓 哉

大会準備委員長
辻   祥 子